分析計・計測器のIWATA
岩田電業株式会社

酸素分析計

OCA-100

FTIR分析計では測定不可能なO2濃度をFTIR分析計と並列運転が可能なO2分析計OCA-100、
OCA-200、OCA-300の3機種用意しています。
OCA-100

OCA-100は酸素の磁気的性質を利用して測定ガス中の酸素濃度を圧力に変換して測定します。
応答速度が速く共存ガスの影響を受けにくい、可燃性ガスの影響を受けない等の特長を有しています。またレンジの任意設定や多機能で操作性に優れた酸素分析計です。

仕様
測定レンジ数 2レンジ(2レンジ任意設定)
測定方法 磁気力式(圧力検出形)
ゼロドリフト フルスケールの±1.5%/1週間
スパンドリフト フルスケールの±1.5%/1週間
応答速度 2秒以内
(90%応答:指示の立ち上り時間) *内部配管のガス置換時間1秒は含まない
直線性 ±1%FS以内
測定ガス温度 0~40℃
圧損 約1.3kPa(測定ガス流量0.5L/min)
補助ガス N2
補助ガス圧力 100kPa
測定ガス流量1 0.5L/min±0.05L/min(2vol%O2未満レンジ幅)
測定ガス流量2 0.5L/min±0.2L/min (2vol%O2以上レンジ幅)
出力信号 FTIR分析計に取り込みます。
暖気時間 約2時間

OCA-200

OCA-200

OCA-200は最新のセラミックス生産技術により生まれた厚膜センサとデジタル信号処理技術を採用した酸素分析計です。小型でセンサ消費電力も少なく暖気時間が短くAir1点校正でppm~%まで測定が可能です。

仕様
測定レンジ数 1レンジ
測定方法 ジルコニア濃炎電池方式
ゼロドリフト フルスケールの±1.5%/1週間
スパンドリフト フルスケールの±1.5%/1週間
応答速度(90%応答:指示の立ち上り時間) 15秒以内
直線性 ±2%FS以内
測定ガス温度 0~40℃
補助ガス N2
測定ガス流量 0.5L/min±0.1L/min
出力信号 DC4~20mA 0~10V
暖気時間 約0.5時間

OCA-300

OCA-300

OCA-300は、磁気流量比方式の検出器を内蔵した酸素分析計です。
可燃性ガスを含む混合ガス中の酸素濃度を低レンジで精度良く測定します。
サンプリング機能を搭載し、Ethernet通信でFTIR分析計からのリモート操作で動作します。

仕様
測定対象 混合ガス中の酸素濃度
測定方式 磁気流量比方式(磁気式)
測定レンジ 0-5 ~ 0-25 vol%
ゼロガス N2ガス
スパンガス スパン点の80~100%のO2ガス(N2バランス)
補助ガス N2ガス
ガス供給圧力 N2ガス:190~200kPa(内部で補助ガス用とゼロガス用に減圧)
スパンガス: 70~80kPa
再現性 スパンガス値の±1% 以下
直線性 スパンガス値の±1% 以下
ガス流量 1.0~2.6L/min
ガス温度 0~50℃
ガス湿度 露点が周囲温度以下(流路および検出器内で結露なきこと)
ガス配管接続 フジキン V-LOK継手 6mm (Swagelok継手)
暖気時間 2.5時間
周囲温度 0~50℃(凍結および結露なきこと)
周囲湿度 35~85%RH(結露なきこと)
通信 単相 AC 200V (50/60Hz)
消費電力 150VA
外径寸法 521mm(W)X527mm(H)X694mm(D)(突起部含まず)
重量 44kg